長い切粉の対策として評判の良い揺動切削機能を試したい。
ただ、2軸機で利用した場合は隣軸へどの程度影響するのだろうか?
弊社の設備を以前からお使いのお客様から、揺動切削機能をご利用になりたいとのお問い合わせを頂きました。
多数実績のある機能でしたので、問題なくお使い頂ける旨を回答致しましたが、
お客様は平行2軸型旋盤でのご活用は初めてで、振動影響がご不安とのことでした。
この懸念を解消頂くために弊社独自のベッド構造のご案内と、実機での検証対応を致しました。
お客様に実際の構造モデルをご覧頂き、ムラテックの独自設計について先ずはご説明を致しました。
ムラテックの平行2軸型旋盤【MWシリーズ】では、隣軸からの振動を受けないよう、
ベッド分離構造を採用しております。
※一部オプション仕様の機種有り
また、製造段階からこのベッド分離を意識したものづくりに努めており、
1スピンドル=1ユニットとして生産を行っております。
MWシリーズはこの独立した2ユニットを1台に集約する形を取りますので、
軸間が非常に近い構造であっても振動影響を抑える事が可能となっています。
構造についてご納得を頂きましたので、次は実機を使っての検証を実施。
お客様にワークと想定プログラムをご支給頂き、実際の仕上がりをご確認頂きました。
懸念されていた隣軸の振動影響は見られず、ベッド分離構造の効果を実感頂きました。
ムラテックからの追加のご提案で断続切削での加工検証もご覧頂きました。
ご支給ワークより更に振動が出やすい形状のサンプルワークを使用し、実演。
こちらの検証も先ほど同様に振動影響は無く、反対軸のワーク面は綺麗なまま。
この結果を受け、お客様から「今後は色々と加工条件を上げられそうだ」と期待の声を頂きました。
ムラテックMWシリーズの独自設計であるベッド分離構造についてご納得頂けたことで、
以下の成果を達成致しました。
今回ご紹介した導入事例の製品は、平行2軸型CNC旋盤「MW100Ⅱ」。
機械剛性と搬送機能を強化した6インチ対応マシンでありながら、クラス最少のフロアスペースであるため省スペースなラインを構築することができます。
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