#30
【設備投資条件:24時間運転】
省人化に関する各課題をムラテックの提案で
まとめてクリアした事例をご紹介!

#30
【設備投資条件:24時間運転】
省人化に関する各課題を、ムラテックの提案で
まとめてクリアした事例をご紹介!

お客様の課題

困っている作業員イラスト

素材のストック容量も不足しているし、設備の手離れも良くない。
24時間稼働なんて、とてもできる状況にない・・・。

お客様が抱えておられる課題のポイント

今回のケースでは、作業タイミングごとに異なる課題が存在しており、複数の視点から解決策を検討する必要がありました。

① 加工前:素材投入作業
お客様はこれまで、バー材から削り出して複雑な形状のシャフトワークを全加工されていましたが、
バーフィーダのストック容量がネックとなっていました。
24時間稼働に必要な素材を十分にストックするには容量が不足しており、別の手段の検討が必要な状況でした。

② 加工中:刃物交換作業
刃物は消耗品であるため、定期的に作業者が刃先の状態を確認し、交換する必要がありました。

③ 加工後:品質チェック/完成品の整理作業
完成品は1本あたり約10分のサイクルで排出されるため、定期的な品質チェックは人手で対応していました。

また、品質チェック後のワーク搬出はベルトコンベアで次々に払い出されるだけで、
その後の箱詰めや整理作業は作業者が手作業で行う運用となっていました。

ムラテックからのご提案

お客様の課題に対し、弊社の技術と製品を組み合わせ、以下のご提案をしました。

① 素材ストッカーの変更
バー材から切断材に変更し、弊社設計のシャフトワーク用ストッカーを搬入装置として採用することで、
24時間稼働分の素材を安定してストックできる体制を構築しました。
事前にバー材を切断する工程は必要になりますが、
その後は切断材を転がして投入するだけのシンプルな運用が可能です。
バー材使用時と比較してストック容量が増加しただけでなく、
作業性や安全性の面でも効果を発揮するという総合的な観点から、この打ち手を採用しました。

② 予備刃物の活用
刃物の消耗は避けられないため、「寿命管理機能」を活用し、
刃具の状態を自動監視する運用に変更しました。
一定の使用量に達した刃物は、「自動ツールシフト機能」により、
別ステーションに搭載された予備刃物へ自動で切り替えられ、
機械を停止させることなく新品状態で加工を再開することが可能となります。

③ 品質チェック・完成品整理の自動化
品質チェックには、弊社の自動計測機をご提案しました。
測定箇所が多く、人手で対応した場合は、
測定結果の入力も含めて1本あたり約4〜5分を要していましたが、
自動化により作業者の工数はゼロとなりました。
さらに「自動寸法補正機能」も標準搭載されており、機械での補正入力作業も不要です。
なお、完成品整理については、弊社の新型搬送装置「トレーフィーダ」をご提案しました。
ローダがトレー内に順番にワークを配置・整列するため、
作業者はトレーに箱詰めされた状態のワークをそのまま出荷することが可能となります。

※搬送イメージを明確にするため、搬送カバーなしで表現しています。

導入後の成果

お客様の現場運用を改善しつつ、設備投資の条件として提示されていた24時間運転を実現することができました。
機械のメンテナンスや消耗品の交換作業を除けば、ほぼ無人運転での生産が可能となっており、
「手放しでも安心できる」として、高い評価をいただいています。
現場の省人化を進めるにあたり、適切なオプションを組み合わせてハード面で課題を解決する取り組みは、
多くの装置メーカーや企業が行っています。
しかし、本事例のように、それらの装置をお客様のイメージ通りに動かすためには、
各装置の運用面も含めたきめ細かな検討が不可欠です。
今回は、弊社の得意とするワンストップ対応が、お客様のニーズにマッチし、
十分な成果を上げることができたベストケースとなりました。

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