Customer Interview
株式会社山下工業研究所 様

当社の平行２軸型CNC旋盤「MWシリーズ」を多数ご使用いただいておりますが、
使用感等で気に入っていただけているポイントを教えてください。

主軸チャックが正面を向いているため、加工中でも穴加工部分の良品確認がしやすく気に入っています。

また、チャック爪やツール、チップの交換も、無理のない姿勢で行える位置に配置されているため、
作業者の負担軽減にもつながっています。

ご評価いただきありがとうございます。
作業者の方の負担軽減に貢献できていると伺い、私たちも非常に嬉しく思います。
その他に、現場の作業者の方からのお声などはございますか？

表裏加工を1台で完結できるため、担当する設備台数が1軸旋盤×2台から、MWシリーズ1台へ減り、メンテナンス・段取り時間の短縮ができたと聞いています。
また、この生産体制の変更に伴い、品質管理の面でも効果を実感しています。これまでは表裏で担当者が分かれるケースがあり、
担当者によって取付位置にわずかなズレが生じ、精度にバラツキが出やすい状況でした。
そのため、精度不良が起きた場合に原因の特定が難しかったのですが、MWシリーズを導入してからは機台別にチェックを行えば良く、管理がシンプルになりました。

山下工業研究所様は、高品質・高精度なものづくりで多くのお客様から高く評価されています。
そうした品質を維持していくうえで、平行2軸型CNC旋盤「MW100Ⅱ」「MW120Ⅱ」をご採用いただいた際の
決め手を教えていただけますでしょうか？

搬送も含めて振動影響が無く、高い生産性が確保されている点です。
弊社製品では断続加工が必要な品種があり、また生産数も増加しております。
そのため、従来のMWシリーズよりも更に生産性を追求する必要があり、その際に紹介を頂いたのがⅡシリーズでした。
特長として従来シリーズよりも高い剛性と、高速化したローダシステムを採用していると聞き、サイクルタイム短縮に繋がるのでは、と期待しておりました。
ショールームでの実機テストにて加工振動だけでなく、ローダ走行時の振動影響も無いことを確認出来たので、安心して採用を決めました。

ありがとうございます。
「揺動切削」や「断続切削」など、振動が大きい加工は、隣軸への振動影響を懸念される方が多いです。
実機検証をおこなった導入事例は、以下リンクからご覧頂く事ができますので、是非ご覧ください。

山下工業研究所様の今後の展望や挑戦について、教えてください。

製品の増産に向けて工場を新設していますので、今後は在庫体制の強化にも取り組んでいきたいと考えています。
また、老朽化が進む設備については、稼働率を維持しながら安定した生産を続けていくことが重要です。
ムラテックさんには引き続き、スピード感のある保全対応でサポートいただきたいです。